こまつな反省会

こまつながべらべらと何か書きます。

フォトカツ!の新譜を買った。

 推しを『三日坊主』とネタにして遊びまくっているボクですが、ボクも実は根っからの『三日坊主』であり、自分を棚に上げるのが我ながらお上手であるなぁ...と思っています。もちろん年単位で続いたこともいくつかありまして、そのうちの一つは小学校の頃に通っていた公文式です。もちろんボクが入会したいと宣言したのではなく母親の友人が『友達紹介キャンペーン』の景品が欲しいという陰謀に巻き込まれた形で半ば強制的な入会でありました。したがって「こんなもんさっさと辞めてやるわ!」と当時のこまつな少年は反骨精神をむき出しに適当に公文式に通い続け、極めて雑な学習態度でよく分からん計算プリントに数字を書き殴って時間を浪費します。あれやこれやして数か月後、予想していなかった展開がこまつな少年に降りかかります。なんと当時大学生だった親戚がボクが通っていた教室の採点のアルバイトとして採用されたのです。当然顔見知りだったので、今まで通りクソ適当に計算用紙に落書きしてたら採点の際にバレてしまい母親にリークされかねません。また辞めづらくもなり、心機一転真面目に学習を始めます。いろいろな因果が重なり結局4~5年くらいは公文式という鳥カゴに縛られました。ポタク趣味を除けば学校の部活でも他の習い事でもなく、この公文式が一番長続きしていたと思うと自分の人生はなんとしょーもないなと泣きそうになっています。

 

 そんなしょーもない人生にほんの少し彩りを加えてくれたのが皆様ご存じのアイカツ!シリーズです。その中でも今回はフォトカツ!にフォーカスを当てようかと思います。

 

 残念ながら7月11日をもってサービスが終了するフォトカツ!ですが、三日坊主かつソシャゲアレルギー気味のボクでも配信当初から今まで特に苦にならず続けることができました。本格的に課金を始めたのもフォトカツ!が最初だったと思います。配信当初はPRよりもRで特定の組み合わせのユニットを組んだほうがスコアが爆上がりしたり、スタミナが回復するタイミングでページ切り替えをすると何故かスタミナが全回復するという致命的なバグがありゲラゲラ笑っていましたが、それも懐かしい思い出の一つであります。さてフォトカツ!といえば、『アイカツ!ATM』に強制的にジョブチェンジさせられてしまう何とも魅力的な、いちごちゃんやあかりちゃん世代のキャラクターの新規書き下ろしイラストであったり、これまた書き下ろしシナリオとそれに付随する新規楽曲の展開も注目されてきました。特に後者はアイカツ!老害の古き良きファンの熱を冷めさせない「こんなアイカツ!も見たかったな~」というのを体現していたように思います。また楽曲展開に関してはアニメのシナリオの続きを描いた楽曲や、「きらめきメッセンジャー」のようにアニメのエモさとはまた違った感動的な楽曲を産み出したのが素晴らしかったですね。

 

簡単にフォトカツ!の思い出にも浸ったところで、ようやく本編です。

確か本来は武道館ライブ当日くらいに発売されるはずだった今回のフォトカツ!新譜ですが、何やら大人の事情で「販売延期→販売中止→新たなCDとして販売決定」という異例の背景があります。また今回収録されている「トキメキアンテナ」に至ってはイベント開始が去年の12月28日のことだったので、5か月もFULLバージョンを待たされたということになります。個人的に今回のCD収録曲で一番好きなのはトキメキアンテナだったので今までよく耐え忍んできたなと自分の忍耐力を自画自賛しております。また歌唱担当をよく見ると6曲中半分の3曲をりえ氏が歌っております。最後のフォトカツ!CDでちゃっかり一番曲数が多いのは個人的にウケましたね。楽曲製作陣もアイカツ!シリーズの黄金バッテリーである『こだまさおり×石濱翔様』『唐沢美帆様×南田健吾様』はもちろん木村隆一様も作詞で参戦しまさに集大成のCDであり、収録されている6曲とも名曲揃いで基本的にライブで聴ける可能性が限りなくゼロに近いと思うと寂しくなりますが、中でもボクが推している楽曲は先ほども申し上げたように「トキメキアンテナ」なんです。

 

トキメキアンテナのMVが披露されたときは「どうしてこれを最初のルミナス楽曲にしなかったんだ」みたいなコメントもチラホラ見えましたが、アイカツ!151話時点でトキメキアンテナが爆誕していたらソレイユファンには大変申し訳ないですがルミナスが圧勝していたと思いますし、151話でアイカツ!は終わってたレベルです。それくらいの名曲だと思っております。なのでタイミング的にはそれぞれのユニットの集大成であるこのタイミングがベストだったのではないかと思います。曲調は「Lovely Party Collection」を踏襲していると思われます。個人的にUNISON SQUARE GARDENっぽさもあるなと思うのですが今のところ同意者ゼロなのでこの一文は見なかったことにしてください。曲調は「Lovely Party Collection」に似ているしやはり歌詞にも関連性があるのかなと思いざっと見比べてみたところアンサーソングっぽさが随所に見られます。「Lovely Party Collection」は今その瞬間の思い出に感謝し大切にしていきたいというフレーズが散りばめられていますが、「トキメキアンテナ」は先の未知のステージへ個々人で歩もうとしてるフレーズが多いように思われます。例を挙げだすと100万字くらい語ってしまいそうなので割愛します。またキャラクターの特徴もしっかり掴んでいるように感じ、特に2番のパート分けと歌詞を見比べてみるとあかりちゃん、スミレちゃん、ひなきちゃんっぽさが出てるなと思うので歌詞カードを見ながら聴いてみると良いかもしれません。これまた個人的な感想ですが、歌詞の世界観の視点に立つと「トキメキアンテナ」と「We are STARS!!!!!」は新しいステージへ踏み出そうとする楽曲ではあるかと思いますが、同じ世界観でも前者は比喩的表現が多く、後者は直接的なフレーズを多用しており同じような世界観でも表現方法で完成した楽曲にこうも違いが出るのかと作詞の面白さを感じました。どちらが優れているとかではないので誤解のないように。

 

色々妄想を捗らせてダラダラ書いてきましたが他の収録曲ももちろん名曲なので是非とも手に取って頂きたいなと思います。

 

それにしても、折角アイカツフレンズ!も身体に馴染んで来たというのにアイカツ!アイカツスターズ!熱が再び溢れ出てきてしまったし罪なCDだなまったく!!(誉め言葉)

 

おわり。